サイバーナイフの特徴

サイバーナイフの特徴

高精度動きを検知し1mmの精度で照射する

最大の特徴は、患者様の動きを検知し、1mm以下の精度で確実に腫瘍を捉え、正確に放射線を当てる「ピンポイント治療」ができることです。

また新しく搭載された「呼吸追尾システム Synchrony」により、呼吸に伴い動く病変に対しても、1.5mm以下の精度で動きを追いながら、照射することができるようになりました。

非侵襲性頭蓋骨ピンを使用しません

頭蓋骨ピンを使用しません

お一人ごとに頭、顔の形に合わせて作成した枕とマスクで固定します。
このマスクには、特別なピンやボルトなどを使いませんので、皮膚や頭蓋骨を痛めません。

これがガンマナイフやXナイフとの大きな違いです。

この様にマスクをつけて治療を行います。 (右写真参照)

時間的自由度分割照射も外来照射もできます

患者様に優しいこの固定法は簡単に取り外しができるので、照射を何回かに分けることもできます。そうすることで一回で照射するより副作用を減らすことも可能になります。

一回で照射する方法を定位手術的照射(Stereotactic Radiosurgery : SRS)、数回に分けて照射する方法を定位放射線治療(Stereotactic Radiotherapy : SRT)と言います。

空間的自由度治療範囲が拡大します

サイバーナイフは、頭頚部(頭、耳鼻咽喉、口腔、頚椎等)の治療を目的に開発されました。今回、当院が導入した新型装置(サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム)は、サイバーナイフの特徴である空間的自由度を最大限に活用し、体幹部の治療も可能になるように改良されました。

米国では脊椎、肺癌、前立腺などの治療で優れた治療成績が報告され、本邦でも幾つかの施設で同様の治療が始められています。

病巣の形状・数に応じた照射

細く絞り込んだX線ビームをさまざまな方向から照射できるため、複雑な病変でも適切な線量分布が得られます。
転移性脳腫瘍などに良く見られるような複数個の病変でも対応できます。
また重要な臓器のそばにある病巣に対しても、病巣だけを照射し、周囲の重要臓器や正常組織を守ることも可能です。

正常組織には最小限に、腫瘍組織には最大限に線量を集中

正常組織には最小限に、腫瘍組織には最大限に線量を集中

サイバーナイフの特徴は、100以上の方向から放射線を照射できることです。放射線は、正常組織を通過して腫瘍に到達します。
そのため、正常組織には最少限の放射線を、腫瘍組織には最大限を照射する方法が考えられました。

その方法がこの画像で説明されています。青い1本1本の線が放射線です。
見て頂いた通り色んな方向から腫瘍めがけて放射線が照射されます。
しかし、腫瘍周辺には、細い1本の放射線しか通過しませんので、周囲の正常組織への放射線の影響は非常に小さく抑えられます。
そして、腫瘍のみにすべての放射線が収束し、最大の治療効果をもたらします。
この照射方法は集光照射と呼ばれています。サイバーナイフは集光照射に特化した装置です。

マーカー不要の体幹部治療も可能

従来の高精度治療専用装置で行う、肺や、肝臓などの体幹部治療では、腫瘍自体が確認できないため、腫瘍内、あるいは腫瘍周辺に目印として金マーカーを留置する事が必要でした。
この処置のための入院と、留置後マーカーの安定を確認するため1週間程度の観察時間が必要でした。

サイバーナイフG4に搭載された新機能( Lung Optimized Treatment:LOT )は、肺の腫瘍自体を認識するツールです。
この機能により約半数の症例でマーカーが不要になると言われています。マーカーが不要になれば、マーカー留置の精神的な不安や処置の痛みから解放され、またマーカー留置後の待機時間も不要となり、治療までの日数も短縮できます。

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